手術室にiPad Pro
医療の現場ではiPadがさまざまな用途で活躍している。先駆者としては、医用画像ソフトウェア「OsiriX(オザイリックス)」の開発にも携わった神戸大学 内科学講座 消化器内科学分野 特命講師の杉本真樹医学博士が有名だ。
OsiriXは、カラーかつ3Dの医用画像をiPhoneやiPad上で閲覧できるソフトで、手術室での画像確認や、教育用途、ベッドサイドで患者に病状を説明する際などに使われている。同様に、医療現場でのiPad活用の多くは、画面の美しさ、解像度を利用したものだ。
そのiPadの画面サイズがA4紙と同じになれば、医師の説明に対する患者の理解度が高まることが期待できる。手術室で画像を参照する際もより正確に情報を読み取ることが可能だろう。人の命を預かる医師たちにとって、情報が正しく伝わることはとても重要なことだ。