「Power BI」ユーザーは重要なビジネスデータについて、Microsoftの「Cortana」デジタルパーソナルアシスタントに質問できるようになった。
Microsoftは米国時間12月1日、CortanaとPower BIの連携がパブリックプレビューとして試用できるようになったと発表した。この機能は、ユーザーがビジネスデータについて自然言語で質問するのを支援する。
Cortana統合を試してみたいPower BIユーザーは、Cortanaにいろいろな質問をして、重要なビジネスデータから答えを抽出することができる。
Power BIとの統合におけるCortanaの役割は、Power BIのデータを対象とするインテリジェントな質問応答インターフェースだ。音声やキーボードで質問する機能をユーザーに提供し、Power BIが出す視覚化された答えをレポートやマップ、図表の形で提示する。
この文脈におけるCortanaの機能は、Power BIのさまざまな機能をベースとしている。例えば、Power BIの「Q&A」と呼ばれる自然言語機能は、CortanaがPower BIのデータについて「インテリジェントに思考」し、ビジネス情報に関する質問に「データに基づく答え」を提示できるように支援する。
狙いは、企業がCortanaを、同社が7月に発表した「Cortana Analytics Suite」と連携させて、ビジネスに関する大規模な問題を解決できるようにすることだが、Cortanaを同スイートと連携させずに単独で使用することもできる。
CortanaはPower BIのデータ視覚化機能を利用して、「前四半期の売上高」といった単純な数値から、カリフォルニア州の都市ごとの平均顧客支出額といった詳細なレポートや図表、マップまで、さまざまな答えを提示することも可能だ。
この新しい統合機能は、11月のアップデート(バージョン1511)を適用した「Windows 10」ユーザーに提供されている。ユーザーはPower BIのデータソースを選択して、「Enable Cortana to access this dataset」にチェックを入れると、Power BIでCortanaを利用できるようになる。
提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。