編集部からのお知らせ
新着の記事まとめPDF「NTT」
おすすめ記事まとめ「MLOps」

IBM、量子コンピューティング研究でIARPAより助成金を獲得

Colin Barker (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2015-12-11 12:22

 米国の情報先端研究プロジェクト活動(IARPA)プログラムは今週、IBMに対し世界初の汎用の量子コンピュータを構築するための助成金を付与したことを発表した。

 IBMは4月、量子コンピュータの進化において画期的と思われる発表をした。2種類の量子エラーを検出する機能と、正方格子量子ビット回路の構築だ。

 IARPAの助成金は、David Moehring博士が率いる同団体のLogical Qubits(LogiQ)プログラムの下で交付される。

 IARPAによると、LogiQプログラムは、物理的な量子ビット(qubit)から論理的な量子ビットを構築することで現在の量子システムの限界を超えることを目指すという。

 LogiQプログラムの下で、IBMの研究チームは超伝導量子ビットを利用して汎用の量子コンピュータの開発に取り組む。「超電導量子ビットを論理量子ビットにエンコードし、本物の量子コンピューティングを行うことができる」とIBMは説明している。このような論理量子ビット設計は将来に向けての土台となり、さらに複雑な量子コンピュータシステムの実現につながるという。

 IBMによると、量子コンピュータの研究における大きな課題として、十分に高品質な量子ビットを作成するのが難しいことが挙げられるという。また、熱や電磁放射が引き起こすエラーを制限しつつ、複雑な演算を制御可能な方法で処理できるように拡張できる方法でパッケージする方法を見出すことも課題としている。

 「量子コンピューティングは、今日の最もパワフルなコンピュータが達成不可能なレベルで、飛躍的に速度とパワーを改善すると期待できる。地球規模で企業のニーズに影響を及ぼす可能性もある」と、IBM Researchでシニアバイスプレジデント兼ディレクターを務めるArvind Krishna氏は述べている。

提供:IBM 提供:IBM
※クリックすると拡大画像が見られます

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    アンチウイルス ソフトウェア10製品の性能を徹底比較!独立機関による詳細なテスト結果が明らかに

  2. 経営

    10年先を見据えた働き方--Microsoft Teamsを軸に社員の働きやすさと経営メリットを両立

  3. セキュリティ

    6000台強のエンドポイントを保護するために、サッポログループが選定した次世代アンチウイルス

  4. セキュリティ

    ローカルブレイクアウトとセキュリティ-SaaS、Web会議があたりまえになる時代の企業インフラ構築

  5. 運用管理

    マンガでわかるスーパーマーケット改革、店長とIT部門が「AIとDXで トゥギャザー」するための秘策

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]