NTTスマートコネクト、映像コンテンツ基盤としてフラッシュストレージ導入

NO BUDGET

2015-12-30 07:00

 NTTスマートコネクトは、数十万の会員数をもつ映像コンテンツを提供する国内大手コンテンツプロバイダー向けサービスの基盤としてフラッシュストレージソリューションを導入した。製品を提供したニンブル ストレージ ジャパンが発表した。

 NTTスマートコネクトは、「新しい技術への挑戦と安心できるプラットフォームサービスを通じて、人々のスマートな暮らしに貢献」という経営理念を掲げ、幅広い事業を展開。2000年の会社設立時からサービスを提供しているストリーミング事業においては、この分野における国内の先駆的な存在で、同社の映像ネットワーク配信プラットフォームは、コンテンツを商品としてビジネス展開するコンテンツプロバイダーや動画を活用している企業に広く用いられている。

 今回、そのサービス提供先の一社である国内大手コンテンツ事業者において会員数が増加を続けて数十万人となり、ビジネスの拡大とともにコンテンツ配信量も年に約2倍増となるなど、サービスを支えるプラットフォームの刷新が急務となっていた。

 具体的には、顧客のビジネスを止めないサービス、スケールアウトできるアーキテクチャ、プライベートクラウド環境、無停止で実施できるシステムであること求められると同時に、同一のストレージで、データベース関連処理、それほど高い性能は必要としないリモートアクセス、ログ蓄積処理など各種ワークロードに対応できることも重要な要件となっていた。

 新たなストレージ基盤については複数の製品からオールフラッシュなど3製品に絞られ、さらにその中から、ニンブルストレージが提供するAdaptive Flashプラットフォームによるフラッシュストレージ製品「Nimble Storage」が選定された。

 今回Nimble Storageを採用したのは、他製品と比較して30%も高い費用対性能、要求数値を超える高いIOPS、求められる各種ワークロードに1つのストレージで対応可能であることに加え、導入や運用管理の容易さが主な理由となった。

 とりわけ大きな選定理由の1つが、クラウドベースの自動管理およびサポートシステムである「Nimble Storage InfoSight」。InfoSightのグローバル事例などに基づくビッグデータ解析によって、次期投資のための最適なしきい値の推奨や、通常運用での予兆検知という意味でも非常に有効であることを評価している。

 なお、今回の基盤には製品単体だけでなく、シスコシステムズが提供する「Unified Computing System(UCS)製品」とNimble Storageとのリファレンスアーキテクチャである「Nimble Storage SmartStack」を採用した。SmartStackは、データセンターや仮想化環境において早いITレスポンスとコストの効率化を提供し、IT運用の簡素化を実現する。

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