MasterCardは米国時間1月6日、コンシューマー向けEコマースを手がけるCoinとの提携を発表した。スマートウォッチやフィットネスバンドといったさまざまなウェアラブルデバイスを使った決済の実現を見据えている。
現在、フィットネストラッカーを製造するAtlas Wearablesや、フィットネスコーチ機能を搭載したバンド型デバイスを製造するMoov、スマートウォッチのOmateがMasterCardとCoinの両社と協力し、決済可能なデバイスを開発している。
MasterCardでデジタル決済担当シニアバイスプレジデントを務めるSherri Haymond氏は「MasterCardのこのプログラムが持つ素晴らしさは、フィットネスバンドや宝飾品、衣服、腕時計といったコンシューマーが日々使用しているものに決済機能を搭載できるという点にある」と述べている。
「これにより、コンシューマーにとっての利便性が高まるとともに、デバイスメーカーがコンシューマーにもたらす価値を増大できる」(Haymond氏)
Coinは、「MasterCard Digital Enablement Service」(MDES)を統合するハードウェアやソフトウェアに関する技術を提供することで、ウェアラブルデバイスに決済機能を直接組み込めるようにする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。