堀場製作所は、業務系基幹システムを導入し、1月4日に稼働を開始した。導入のコンサルティングサービスの提供、システム構築を支援した日本IBMが1月26日に公表した。
SAP ERPを採用した同システムが日本で稼働を開始したことで、連結売上高の85%を占める13カ国20社への展開が完了。IBMは構想策定から全フェーズにわたってグローバルで支援した。
業務系基幹システムを導入する背景
堀場製作所は、「ワンカンパニー」での経営体制により、安定的な高収益企業になることを目標としている。ここまで、分析・計測技術を通じ、自動車、医用、環境、科学、半導体の5事業を、市場ニーズに応じて世界27カ国49社を通じて展開することで、地域や事業間でバランスの取れた収益構造を築いてきたとのこと。
業務系基幹システムの完成により、さらにグローバル対応できる経営戦略を掲げ、業務の効率化、ビジネススピードの向上、ガバナンス強化を目指す。
変化に柔軟に対応できる機動性の確保や、地域、事業間の相互理解と連携が深まることによる組織力の強化も掲げている。