「CNTK」と「TensorFlow」の機械学習マネージドサービスをAWS/Azure上で提供

ZDNET Japan Staff

2016-02-03 10:39

 クラスキャットは2月1日、Microsoftがオープンソース(OSS)化した深層学習(ディープラーニング)ツールキット「Computational Network Toolkit(CNTK)」をAmazon Web Services(AWS)とMicrsoft Azureでベースとする機械学習マネージドサービス「ClassCat Deep Learning Service v2」を、Amazon Web Services(AWS)とAzure上で提供を開始した。オプションで米GoogleがやはりOSS化した深層学習シフレームワーク「TensorFlow」も利用可能。

 ClassCat Deep Learning Service v2は、CNTK、TensorFlowなどの深層学習に特化したフレームワークを、AWSとAzureが提供するGPU対応仮想サーバを利用した高速な汎用目的計算(GPGPU)環境上に構築し、マネージドサービスとして提供するもの。「Ubuntu 14.04 LTS」に、GPU対応ドライバとアクセラレータがインストールされている。導入ハードルを下げるために、CPUのみの仮想サーバでも利用できるようになっている。また、各種チュートリアルを含む日本語ドキュメントや、オプションの導入コンサルティングサービスも用意する。

 CNTKは、Microsoftが2015年4月にアカデミックライセンスで公開した深層学習ツールキット。当初は同社のオープンソース開発プロジェクトのホスティングサイト「CodePlex」で公開していたが、2月に世界最大のコードホスティングサイト「GitHub」に移した。同時に、CNTKのライセンスをアカデミックライセンスからMITライセンスに変更している(関連記事)。

 またTensorFlowは、Googleが2015年11月にオープンソースとして公開した深層学習フレームワークだ。Apache 2.0ライセンスで公開されており、CPU、GPU、デスクトップ、サーバ、モバイルコンピューティングプラットフォームで動作する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]