海外コメンタリー

エンドユーザーとIT部門をどう満足させる?--ヴイエムウェアの3つの新製品

Conner Forrest (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎 2016年02月16日 06時15分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 エンドユーザーの要望と企業のニーズを同時に満たすのは、なかなか難しい。ユーザーは一般消費者向け製品レベルのシンプルさを求めており、組織はセキュリティと管理のしやすさを必要としている。

 米国時間2月10日、VMwareはその両方の希望とニーズの溝をある程度埋めてくれる3つの新製品を発表した。企業向けプラットフォームの新製品「Workspace One」と、同社のアプリケーション配信製品の最新版である「Horizon 7」と「Horizon Air」だ。詳細は次の通り。

Workspace ONE

 Workspace ONEは、デバイス管理やID管理、アプリケーション配信などのサービスを提供する、安全性の高い企業向けプラットフォームだ。同社によれば、その目的はすべてのデバイスからすべてのアプリケーションを利用できるようにすることだという。Workspace ONEの主な特徴は次の通りだ。

  1. セルフサービスによるアプリケーションへのアクセス
  2. デバイスの柔軟な選択
  3. 企業向け生産性ソフトウェアの提供
  4. 条件付きアクセス
  5. 大規模な自動化

 セルフサービスによるアプリケーションへのアクセス機能は、どのデバイスからでもすべてのアプリケーションに同じようにアクセスできるようにするものだ。ユーザーはどのデバイスでも同じ体験を得ることができ、モバイル用のシングルサインオン機能(VMwareによれば業界初の機能)も用意されている。顧客は企業ロゴを表示させてブランディングすることもできるという。

 エンドユーザーは私物デバイスを使うか業務用のデバイスを使うかを選択可能で、セキュリティやアクセス権も使用するデバイスに応じてカスタマイズできる。ユーザーが望めば、最初は業務用のデバイスを使用し、後から副作用なしでBYODに移行することも可能だ。

 生産性ソフトウェア関連の主な機能は、電子メールやメッセージングに関するもので、これらの機能をプラットフォームの中で適切に扱えるようにする。またWorkspace ONEには、VMwareが最近企業買収したBoxerが提供する、カレンダーなどの機能も統合されている。

 条件付きアクセスは、ユーザーに付与するアクセスレベルやユーザーに求める必要のある認証方法などを判断する機能を提供する。これには、アプリ単位の動的なVPN、デバイスの使用状況アナリティクス、よりスマートなネットワーク構築のための「VMware NSX」との統合などが含まれている。

 Workspace ONEには、Standard、Advanced、Enterpriseの3つのエディションが用意されている。Standardでは、すべてのエンタープライズアプリ、すべての生産性アプリ、およびシングルサインオン機能が利用できる。Advancedではさらにエンドポイント管理機能、より高度なアプリセキュリティ、データ漏えい防止機能(DLP)が追加される。Enterpriseではそれらの機能に加え、仮想アプリと仮想デスクトップが利用できる。価格は、クラウドサービスの場合1人あたり月額8ドルから、オンプレミス版の永続ライセンスではユーザー1人あたり150ドルからとなっている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

連載

CIO
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]