「Microsoft Azure」でオープンソースのサポートがさらに拡大

ZDNET Japan Staff

2016-02-18 10:35

 最近のMicrosoftは、最高経営責任者(CEO)であるSatya Nadella氏の指揮の下、「Microsoft Azure」クラウドでLinuxなどのオープンソーステクノロジのサポートを進めており、Red HatなどのLinuxディストリビューターとの関係も改善している。そのような中、Microsoftは米国時間2月17日、オープンソーステクノロジに関連する3つの取り組みを発表した。

 1つ目は、「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)のインスタンスを「Azure Marketplace」から導入可能にしたことだ。同社はこの計画を2015年11月に発表していた。

 2つ目は、「Azure Container Service」(ACS)プレビュー版の一般公開だ。 ACSは、コンテナホストとして動作する仮想マシンのクラスタや、アプリケーションコンテナをオーケストレーションするための他の「マスター」マシンの作成と管理を可能にする。

 3つ目は、MicrosoftとBitnamiの提携である。Bitnamiが作成した一連のLinuxイメージをAzure Marketplaceで認定したことにより、これらのオープンソースイメージを導入しやすくした。

 Microsoftによると、現在、同社がAzure Marketplaceから販売するソフトウェアの60%以上はLinuxベースのものだという。

 Microsoftはオープンソースエコシステムへの取り組みを強化しており、最近では、dm-cryptの「Azure Disk Encryption」への統合や「MCSA Linux on Azure」資格認定の開始、「PHP 7」向けの実験的な「Web App」サポートを発表している。さらに、PivotalやCloudera、MariaDB、Hortonworks、Datastaxといったオープンソーステクノロジパートナーとともに多くのソリューションもリリースしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  5. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]