海外コメンタリー

ドローンが収集するビッグデータ--その可能性と悪用リスク

Mary Shacklett (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎 2016年02月23日 06時00分

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 無人航空機(UAV)の世界市場は、今後5年間にわたって2桁成長すると予想されており、農業、エネルギー業、小売業、公益事業、採掘業、建設業、不動産業、ニュースメディアをはじめとするさまざまな分野の政府機関や私企業が、自らの業務や、データ収集とアナリティクスにドローンを利用する方法を模索している。ドローンによるデータ収集とアナリティクスの利点は、まだ明らかになり始めたばかりだ。

道路の上空をドローンが飛行する様子
提供:iStock

新しい発見をもたらすドローン

 米軍の空軍情報・監視・偵察局(ISR)は2013年時点で、1日当たり約1600時間の動画を収集していた。ISRが使っている動画キャプチャ技術Gordon Stareは、ドローンに9台のカメラが球状に取り付けられたものを使用しており、広域監視センサシステムとして利用されている。Gorgon Stareは、14時間のミッションで70テラバイトのデータを生成する。

 問題は、これだけの画像データすべてを分析できる状態に処理するための、広く利用可能な効率的な手法が存在しないということだ。また、連続的な動画ストリームをリアルタイムで送信するための、ドローン内の接続とネットワーク接続も維持する必要がある。

 幸い、ドローンが現在利用されている、または今後利用されるほとんどのケースでは、データのペイロードは大幅に絞り込まれており、データの管理は簡単になっている。例えばドローンは、科学的な調査や、石油、ガス、鉱物などを採取する企業のために、空中を飛行し、侵入が困難な地形や岩だらけの地域に到達してデータを取ることができる。農業分野では、ドローンから土壌の組成や水分含有率に関するデータを収集するセンサを使用することもできる。これらのデータを、従来のデータやモノのインターネット(IoT)から収集されたデータと組み合わせることで、これらのデータを同時に扱うことができなかった以前には不可能だった、新たな発見が可能になる。

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