Googleは、Google Cloud Platformに新たに2つのリージョンを追加し、さらに10以上のリージョンの追加を計画していることを発表した。「サービスとしてのインフラ」(IaaS)市場で競合他社に追いつこうとする取り組みの一環だ。
これにより、東京にEast Asiaリージョンが、米国オレゴン州にUS Westernリージョンが開設される。また、2017年中にさらに10以上のリージョンがオープンするという。
Googleが積極的にサービス拡大を図っているのは、エンタープライズ顧客を獲得し、同市場を支配する「Amazon Web Services」や「Microsoft Azure」を追撃するためだ。
一方、Microsoft Azureは22のリージョンで提供されており、さらにリージョン追加が計画されている。AWSは12リージョンに加えさらなるリージョン追加が計画中で、33のアベイラビリティゾーンが設けられている。さらに、IBMの「SoftLayer」には、28カ所のクラウドデータセンターが用意されている。
Google Cloud Platformの責任者であるDiane Greene氏は、同部門の販売体制を大きく強化していると報じられている。Bloombergによれば、Googleは米国西海岸の営業チームの体制を50人弱に増強したが、これは従来の2倍の規模だ。またGoogleのクラウド部門は、パートナーやベンダー、顧客との連携も強化している。
Google Cloud Platform Computing Engineの現在のリージョンとゾーンは次の通りだ。
AWSはこうなっている。
IBMの状況はこうだ。
Microsoftは世界のリージョンを一覧できるマップを提供していなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。