Googleは米国時間2月17日、「Google Cloud Platform」の「Google Compute Engine」で「Custom Machine Types」オプションの一般提供を開始するとともに、サポートOSとして「Red Hat Linux」と「Microsoft Windows」を追加したとブログで発表した。
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Custom Machine Typesは、生成する仮想マシン(VM)インスタンスのタイプを設定する際に、そのコア数とメモリ容量を顧客が自由にカスタマイズできるようにするオプションだ。
このオプションは今までベータ版として提供されており、興味深いものではあったが、ほとんどの企業では採用が難しかった。Custom Machine Typesによって、仮想CPU(vCPU)の数を1~32までの間で設定でき、vCPUあたり6.5ギビバイト(GiB)までのメモリを割り当てられるものの、対象インスタンスが「CentOS」と「CoreOS」「Debian」「OpenSUSE」「Ubuntu」に限られていたためだ。
Googleが今回、Red Hat LinuxとWindowsを対象インスタンスに加えた結果、企業のデータセンターで採用されているOSのほとんどがサポートされることになる。
Custom Machine Typesの価格は、vCPUの数とメモリの容量に基づく定額となっている。
カスタムインスタンスが企業でどれだけ普及するのかはまだ分からないものの、GoogleがAmazon Web Services(AWS)との差別化を図ろうとしているのは明らかだ。
Custom Machine Typesの価格体系
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。