Windows 10「Edge」ブラウザ、Flashコンテンツの処理が変更へ--「Anniversary Update」で予定

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-04-08 08:29

 Microsoftによる「Windows 10」の次期アップデート「Anniversary Update」(「Redstone 1」としても知られている)において、「Edge」ブラウザには拡張機能の追加以外にも変更が加えられる予定だ。

 最大の変更点の1つで、おそらくはかなり歓迎されるであろう項目が、Edgeによる「Flash」コンテンツの処理方法である。

 Edgeチームは米国時間4月7日、2016年夏に予定されているEdgeのアップデートによって、ユーザーはFlashコンテンツをさらに細かく制御できるようになると、ブログ投稿で説明した

 以下はその投稿からの抜粋である。

 「Windows 10のAnniversary Updateにより、Microsoft Edgeは、ウェブページの中心的要素ではないコンテンツをインテリジェントかつ自動的に一時停止する。Flashで作成されたアニメーションや広告などの周辺コンテンツは、ユーザーが明示的にそのコンテンツをクリックして再生するまで、一時停止された状態で表示される。これによって、ページの忠実度を完全に維持したまま、消費電力は大きく低下し、パフォーマンスは大きく向上する。動画やゲームなど、ページの中心的要素であるFlashコンテンツは一時停止されない」

 Microsoftの究極の目標は、開発者とユーザーがFlashの使用をやめて、RTC、Web Audio、Canvasといった新しくオープンなウェブ標準へと移行することだと、同社関係者らは7日に繰り返した。Microsoftは徐々に、Flashに対するユーザー制御機能をさらに追加する計画である。

 「FlashがMicrosoft Edgeのデフォルト要素としてもはや必須ではなくなる未来を、計画しており、待ち望んでいる」と同社関係者らは7日、繰り返した。

 MicrosoftはAnniversary Updateを、2016年夏に既存のWindows 10ユーザーを対象に無償で提供する予定である。

 今週に入って報じたとおり、Microsoftは、Windows 10のAnniversary Updateの最新プレビュー版「Build 14316」で、Edgeブラウザでサポートする拡張機能をさらに追加した。Build 14316では、既に発表済みの「Reddit Enhancement Suite」「Mouse Gestures」「Microsoft Translator」に加えて、「Pinterest」と「OneNote Clipper」の拡張機能のサポートが追加されている。

Flashコンテンツ処理方法が変更となるEdgeブラウザ

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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