Oracleは米国時間4月6日、SaaS型人材管理システム「Oracle Human Capital Management Cloud」(Oracle HCM Cloud)に対する一連のアップデートを発表した。
その1つが「Oracle HR Help Desk(HRHD)Cloud」だ。このヘルプデスクアプリケーションは、人材に対する全方位的な可視性を高めるとともに、人事リソースへのよりユーザーフレンドリーなポータルを人事担当者に提供する。
HCM Cloud内でネイティブ開発されたHRHD Cloudは、HCM Cloudと同じワークフローやアナリティクス機能、ソーシャル機能、ユーザーインターフェースを備えるとともに、複雑な問題の解決に向けた包括的なケース管理機能やエスカレーション機能も備えている。
またHCM Cloudには「My Volunteering」と呼ばれるポータルも追加される。これを使うことで、従業員はボランティアの機会を検索できるようになる。
さらに同社は、従業員教育用クラウド「Oracle Learning Cloud」への機能追加も発表した。2015年3月に発表されたこのクラウドは、技術的にはHCM Cloudの一部であり、HCM Cloudは同社が持つ汎用の「Oracle Cloud」の一部となっている。
Learning Cloudは、コンテキストに応じた学習機能や、ソーシャルな学習機能も備えており、ユーザーは仕事の種類やスキルに応じてレコメンデーションを受けながら、リアルタイムで学習できる。
Learning Cloudは今回のアップデートにより、学習コンテンツを業務プロセスのコンテキストに埋め込めるようになる。また、オフラインでも使えるモバイルアプリも追加され、インターネットやブロードバンド接続が利用できない状況での学習も可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。