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海外コメンタリー

ビッグデータ時代にNoSQL躍進もRDBMSの優位は当面揺るがず?--その理由とは

Matt Asay (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2016-04-13 06:30

 「MongoDB」や「Cassandra」はリレーショナルデータベースマネジメントシステム(RDBMS)から顧客を奪い続けているが、大企業はまだRDBMSを使い続けており、今後もその状況は当面変わらない。

 これまで、ビッグデータによってデータについての考え方や管理の仕方が変われば、NoSQLはデータベース市場を支配するようになると言われてきた。しかし、ビッグデータ革命が起こって数年が経過したが、その期待はまだ実現していない。

 確かに、NoSQLは460億ドル規模のデータベース市場に大きな影響を与えている。今はまだ市場の3%を占めているにすぎないが、依然として5.4%のゆっくりとした拡大を続ける従来のリレーショナルデータベースよりも、さらに速いペースで拡大している。しかし同時に、ビッグデータの世界になっても、DB-Engineが公表した最新のデータ人気ベースランキングでは、依然としてリレーショナルデータベースが上位にランクインしている。

 現在の流れが続けば、ビッグデータの世界でも、当面の間はNoSQLとリレーショナルデータベースが表彰台の場所を分け合っていくと予想される。

NoSQLの台頭

 NoSQLは、企業内で利用される非構造化データが劇的に増えたことに対する回答であり、RDBMSの覇権に対する最大の脅威だ。Oracleは現在、商用データベース市場の40%を支配しているが、アナリストのCurt Monash氏は、その支配力に対する最大の脅威の1つがNoSQLだと述べている。

 「基本的に、市場におけるOracleの地位を脅かす重大な脅威となり得る要素が3つある。その1つ目が、OracleのRDBMSがあまり得意としない応用分野の成長だ。そのような応用分野の大半には『ビッグデータ』という説明がよく当てはまる」(Monash氏)

 しかし、IDCのデータが示すとおり、NoSQLの前途にある道のりはまだ長い。

IDCのデータが示すとおり、NoSQLの前途にある道のりはまだ長い
提供:IDC

 苦戦はしているものの、DB-Engineの人気ランキングの結果では、MongoDBや、DataStaxが支援する「Apache Cassandra」、「Redis」などNoSQLデータベースが上位にランクしており、ギャップが縮まり続けていることを示している。

DB-Engineの結果では、MongoDBや、Apache Cassandra、RedisなどNoSQLデータベースが上位
提供:DB-Engines

 この成長は、RDBMS市場の減速を背景としたものだ。RedMonkのアナリストStephen O'Grady氏が指摘するとおり、Oracleはデータベースの人気と収益の両方のランキングで首位を占めているが、新規ライセンスの販売による利益は減り続けている。

Oracleはデータベースの人気と収益のランキングで首位を占めているが、新規ライセンスの販売による利益は減り続けている
提供:Redmonk

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