マネーフォワードは4月21日、日本マイクロソフトとサービスの連携を開始すると発表した。5月から、マネーフォワードが提供するバックオフィス業務を効率化するSaaS「MFクラウドシリーズ」とマイクロソフトの「Office 365」との連携を開始する。
両社は交通系電子マネーやクレジットカードの利用履歴などから自動的に経費精算データを作成するSaaS「MFクラウド経費」と「Office 365 Excel」の連携サービスを提供。MFクラウド経費で作成した経費データが、Excelで自由に作成した帳票へ自動転記できる。また、マイクロソフトのクラウド型認証基盤「Azure Active Directory」を活用すると、Office 365からMFクラウドシリーズへのシングルサインオンによるアクセスが可能になるとした。
今後はOffice 365のユーザーとMFクラウドシリーズの従業員一覧を自動連携させることで、従業員の入退社や組織変更時における更新作業を大幅に削減することも可能になるとしている。
さらに、MF クラウドシリーズの機械学習領域のインフラとして、PaaS「Microsoft Azure」を採用するという。両社は今後もサービスの親和性を高めるさまざまな製品やサービスを提供する予定とした。
マネーフォワードはこれまでの中堅中小企業向けサービスに加え、エンタープライズ領域への展開を進めるという。
「MFクラウド経費」と「Office 365 Excel」との連携イメージ