e-Janネットワークス、「CACHATTO Desktop V2.0」発売

NO BUDGET

2016-05-01 19:36

 e-Janネットワークスは4月27日、法人向けリモートアクセスサービス「CACHATTO」用のオプションソフトウェアを刷新、「CACHATTO Desktop for Windows V2.0」として5月より販売を開始すると発表した。Windows 7/8.1/10(32/64bit)およびMicrosoft Office 2007以降に対応。ライセンス価格は10ユーザーあたり年間12万円(税別)。

 CACHATTO Desktopは、外部領域からのアクセスを制限したセキュアな仮想ワークスペース(サンドボックス領域)をメモリ上に一時的に生成、仮想ワークスペースから、CACHATTOを介して社内のメールやスケジューラ、ファイルサーバに社外から安全にアクセスでき、さらにPCにインストールされたOfficeアプリケーションも仮想ワークスペース上で実行することで、ダウンロードしたOfficeファイルの編集や新規作成もセキュアに行えるようになっている。また、CACHATTO Desktop終了時に仮想ワークスペースは消去されるため、情報を端末に残留させない。

CACHATTO Desktop動作イメージ(e-Janネットワークス提供)
CACHATTO Desktop動作イメージ(e-Janネットワークス提供)

 社外PCから安全にリモートアクセスする手段としてはVPNやVDIによる対応が一般的だが、接続の手順が煩雑であったり、VDIインフラ整備に高額な投資が必要なことから、導入できる企業は限られていた。それに対しCACHATTOは、ファイヤウォール設定を変更することなく容易に導入でき、既存のファイルサーバやOffice 365などのクラウドサービスとの連携もできることが特徴。

 スマートデバイスからのセキュアなリモートアクセスシステムとして、これまでに国内800社32万ユーザーで利用されているという。今回発売されるCACHATTO Desktopは、PCに導入しクライアントとして利用することで、安全かつ低コストにPCのリモートアクセス環境を実現する。

CACHATTO Desktop導入システム構成例(e-Janネットワークス提供)
CACHATTO Desktop導入システム構成例(e-Janネットワークス提供)

 CACHATTO Desktop V2.0の特徴は以下の通り。

  • セキュアな仮想ワークスペースからアクセスすることで、社外への情報漏えいを抑止
  • 仮想ワークスペースは終了時および起動後指定時間経過時には自動消去
  • 新装備「FileManager」によるファイルサーバのファイル閲覧、操作性向上
  • 新装備「Launcher」により、各機能へのアクセシビリティを向上
  • 常時接続環境が不要なため、ファイルダウンロード後はオフラインでもファイル編集可能
  • ローカルリソース(CPU、アプリケーション)利用により回線環境に影響を受けない軽快な操作感
メール参照画面例(Office 365連携の場合)(e-Janネットワークス提供)
メール参照画面例(Office 365連携の場合)(e-Janネットワークス提供)
FileManager上でのファイルサーバのファイル一覧参照画面(e-Janネットワークス提供)
FileManager上でのファイルサーバのファイル一覧参照画面(e-Janネットワークス提供)
FileManagerはファイル種別のアイコン表示・画像のサムネイル表示に対応(e-Janネットワークス提供)
FileManagerはファイル種別のアイコン表示・画像のサムネイル表示に対応(e-Janネットワークス提供)

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