OS移行を容易にする統合型エンドポイントバックアップを活用するために従うべき6つの手順
(1)データ損失の保護
50%のIT管理者が、前回のWindows OSバージョン移行の際にサードパーティー製サービスを使用してデータ損失が発生したことを報告しています。これは製品の複雑さや手動の手順に起因します。データ損失をなくすために、システム移行前にデータを安全に確実にバックアップするようにしてください。エンドポイント バックアップサービスは移行プロセス中だけでなく、継続的にデータを自動バックアップします。
エンドユーザーがデバイスをアップグレードした後、IT部門は過去のバックアップ履歴からデバイスの元の場所または新しい場所にデータを復元することができます。
(2)ITリソースの節約
バックアップ機能により、IT部門は各デバイスを個別にデータ移行するのではなく、数千のエンドユーザーやデバイスの移行を自動化し、一元管理できるようになります。例えば管理者は、特定部門のデバイスまたは会社支給のデバイスのみというようにサブグループやカテゴリによって移行を管理することができます。
導入や管理を簡単にするためにActive Directory(AD)のようなサービスと連携できる製品もあります。モニタリング、レポート、ログなどの機能により、プロセス全体の集中管理向けに可視化できます。
さらにエンドユーザーによって自身のデータや設定を復元できるようにするオプションが管理者に提供されることで生産性が向上し、ITリソースを削減できます。管理者はOSをアップグレードしたデバイスをエンドユーザーに渡すだけでよく、エンドユーザーは前回のバックアップからセルフサービスで復元を開始することができます。
これはリモートオフィスの社員や、出張や外出が多くオフィスにほとんど来ない営業社員にとって特に便利です。もちろん、IT部門は各エンドユーザーにかける時間を削減することができます。
IT部門向けの集中管理と、エンドユーザー向けの簡単なセルフサービスによる復元機能を使用することで、管理とサポートにかかる費用を削減することができます。
(3)ネットワークへの影響を最小化
遠隔拠点や自宅のホームオフィスからリモートで作業するユーザーを持つ企業も多いでしょう。これらユーザーは社内LANと同じネットワーク上にはいませんが、操作性に影響を与えない最速のデータ移行処理が必要です。エンドポイント バックアップ ソリューションの信頼性を高めるには、企業ネットワークへの影響を最小限に抑える必要があります。
これは、さまざまな品質のネットワークにわたって数百~数千台のPCを移行する場合であってもユーザーのデバイス間でデータを削減し重複データを排除するグローバル重複排除機能により実現されます。WAN最適化制御機能を使用してバックアップと復元によるネットワーク負荷の上昇を防ぎ、ネットワークノイズと遅延に基づいてデータ転送が最適化されるようにします。