ITRは、5月24日、マーケティング関連製品および施策のユーザー調査の結果を発表した。
今後強化、注力したいマーケティング施策として「SEO」が19.5%と最も高くなり、「セミナーの開催/展示会への出展」が9.9%、「アフィリエイト広告」が9.0%と続いた。

今後最も強化・注力したいマーケティング施策(単一回答)(ITR提供)
調査結果を、回答企業でのマーケティング業務がBtoB向け、またはBtoC向けの基準で分類すると、トップの施策はBtoB、BtoCともにSEO、2番目はBtoB向けではセミナーの開催/展示会への出展、BtoC向けでは「メール・マーケティング」となった。

BtoB、BtoC別に見る今後最も強化したいマーケティング施策(単一回答)(ITR提供)
最も差が大きかったのはメール・マーケティングで、BtoC向けでは14.7%と1位のSEOとあまり差のない高い値となっている。しかし、BtoB向けでは同施策は10ポイント以上開き、4.3%となっている。
ITRは、スマートフォンなどの普及と利用度の高さにより、BtoCでは依然としてメールを使用したマーケティング施策が重視されていると指摘。BtoBでは、メールマーケティングはソーシャルマーケティングを下回る一方で、アフィリエイト広告、LPO、LFO、ウェブメディアへの記事広告出稿など、全体としてウェブを中心とした施策を重視する傾向にあるとしている。
今回の調査は、従業員数100人以上のSFAおよびマーケティング関連製品の導入に積極的な国内企業で、自社のそれら製品導入での意思決定に関与する人を対象にしている。