「IoTで重要視すべきは現場でのデータ処理とセキュリティ」--シスコ新CEO

日川佳三 2016年06月10日 10時53分

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 「IoE(Internet of Everything)時代には、デバイスがデータを持つ。現場で得られた知見に基づいて迅速に意思決定するようになる。こうした時代には、デバイスのセキュリティが最優先の課題になる」--。


米Cisco Systems、最高経営責任者(CEO)のChuck Robbins氏

 米Cisco Systemsの最高経営責任者(CEO)、Chuck Robbins氏は6月9日、シスコシステムズが都内で開いた会見に登壇し、テクノロジによってユーザー企業のビジネスがどう変わるかを説明した。2015年7月付でCEOに就任してから初めて国内で会見した。

 Chuck氏は、これからIoE(とIoT)の時代が、つまり工作機械や自動車、家電などあらゆるデバイスがネットワークにつながる時代がやってくると説明。IoE(とIoT)では、デバイスが接続されることによって新しい知見が生み出される。この知見がビジネスの価値になるとした。

 ただし、IoEでは大量のデータが生まれるので、中央で一元的にデータを集約するリポジトリの時代ではなくなる。データはエッジにも存在するようになる。「工場であれば、製造現場に近いところでデータが処理されなければならない」(Chuck氏)。このため、セキュリティが重要になるという。

 Chuck氏によれば、テクノロジは従来、企業の戦略を実行するための手段に過ぎなかった。現在では状況が変わった。テクノロジが事業の違いを作るようになった。「UberやAirbnbなどの成功事業は、テクノロジありきだ」(Chuck氏)。

 テクノロジがビジネスを推進するという流れは、シリコンバレーだけでなく、世界中に波及するという。「競争力をどこから生み出すのか、テクノロジをいかに使いこなすかで勝者が決まる時代がくる。次の10年間で、Fortune 500の4割は消滅するかも知れない」(Chuck氏)。

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