アップル、「iOS」アプリにHTTPS接続を義務づけへ--2017年1月から

Luke Lancaster (CNET News) 翻訳校正: 水書健司 長谷睦 (ガリレオ)

2016-06-16 09:58

 Appleは、米国時間6月13日に開幕した開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)のセキュリティに関するプレゼンテーションにおいて、すべての「iOS」アプリに対して2017年1月1日までに「App Transport Security」(ATS)と呼ばれるセキュリティ機能への対応を求めることを告知した。

 「iOS 9」で最初に導入されたATSは、アプリがウェブに接続するときにHTTP接続ではなくHTTPS接続を使うことを強制する。よりセキュアな接続形式であるHTTPSでは、接続を認証し、データ送信を暗号化するため、不正にアクセスされても簡単にはデータを読み取られることがない。

 この機能は、銀行取引やメッセージング関連のアプリで特に重要だが、ATSは、まもなくApp Storeで販売されるすべてのアプリに義務付けられることになる。

 現状ではATSはオプトインであり、アプリがインターネットを通じてセキュリティ対策の施されていないデータを送信することも可能になっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]