テックビューロ、テレビ番組にブロックチェーン技術を提供--仮想通貨を用いた投票システム

NO BUDGET

2016-09-18 07:00

 テックビューロは9月12日、ブロックチェーン技術を活用した日本初のテレビ番組ビットガールズ(仮)」に技術提供し、仮想通貨を用いた投票システムなど日本初の試みを実現したと発表した。放送開始は10月3週目からの予定。

ビットガールズ(仮)ロゴ
ビットガールズ(仮)ロゴ

 同番組は、芸能プロダクション企業という設定の中で、会社全体の価値を上げることを目標とし、所属メンバー(出演者)がさまざまな課題に挑戦しながら自己PR(セルフプロデュース)を行っていくという、経済エンタメ系テレビ番組。視聴者参加型で、インターネット上での所属メンバーのランキングや視聴者からの投票結果と番組の内容とが連動するという、初の試みを用いるとのこと。


 番組では、テックビューロが提供する技術がインターネットでの投票&ランキングに用いられる。

 具体的には、特設サイト「BitGirls.io」において、各メンバーの「トレカブTM」(トレカ+株)という、会社で言う「株式」に見立てた電子トレカ(仮想通貨トークン)を、テックビューロが提供するビットコイン取引所「Zaif」を通して、仮想通貨である「ビットコイン」「XEM」「ZAIFトークン」との交換によって売り出す。

 その“トレカブ主”には、持ち“トレカブ比率”に応じた議決権(仮想通貨トークン)が定期的に配当され、それを投票することによって視聴者自身が様々な意思決定を行う。


 また、トレカブは仮想通貨として流通するため、出演メンバーは毎回の売り上げだけではなく、そのトレカブの時価をもって時価総額によるランキングにも参加する。


 番組での活躍がインターネットでの投票に影響する一方、逆にインターネット上でのランキングや投票結果が番組内でのメンバーの取り扱いや立ち位置に大きく影響する仕組みとなっている。  なお、現状で決定している出演者は以下の3名で、その他のメンバーとMC(メンバーを率いるマネージャーという設定)については近日追って発表予定。


かおり/結城ちか/佐野真彩
かおり/結城ちか/佐野真彩

 放映予定はTOKYO MXにて、特番前編が10月21日金曜日深夜26時、特番後編が28日金曜日深夜26時、その後はレギュラー番組として製作・放映を準備中。またインターネット上では、英語・中国語の字幕付きで随時放映予定。

 なお、投票は基本的にトレカブ主に配当された議決権トークンにて実施されるが、第1回投票についてはより多くの参加者に体験してもらうため、「ビットコインによる投票を設置している。初回の投票における勝者には、特番放送にて30秒間のPRタイムが与えられるとのこと。

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