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調査

エンタープライズモビリティ管理市場は2020年に倍増へ--IDC

NO BUDGET

2016-10-19 09:00

 IDC Japanは9月27日、2015年の国内エンタープライズモビリティ管理ソリューションの市場規模実績と2020年までの市場規模予測を発表した。IDCでは、企業や組織で利用されているモバイルデバイスとモバイルアプリケーションを管理するソリューションをエンタープライズモビリティ管理(EMM:Enterprise Mobility Management)ソリューションとして定義し、パッケージソフトウェアとクラウド型サービスの2種類の提供形態別に市場規模を算出している。それによると、2015年の国内EMMソリューション市場は前年比28.2%増の97億2100万円となった。


国内エンタープライズモビリティ管理ソリューション市場 売上額予測、2015年~2020年

 企業におけるモバイルデバイス活用の拡大に伴い、モバイルデバイスのセキュリティ対策や運用管理の効率化を図るためにEMMソリューションを導入する企業が増加している。EMMソリューションの中でも、クラウド型サービスは低コストで導入しやすいため、中小企業から大手企業、学校など幅広く利用されており、前年比28.1%増の68億3700万円となった。一方のパッケージソフトウェア市場は、クラウド型サービスでは対応できない管理機能のカスタマイズや高度なセキュリティ機能を必要とする大手企業での導入が中心となっており、前年比28.3%増の28億8400万円となった。

 2016年の国内EMMソリューション市場は前年比24.0%増の121億円となり、100億円を突破するとIDCでは予測。2015年~2020年の年間平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)は19.0%で、2019年には200億円を超え、2020年には232億円に達すると予測している。

 このうちクラウド型サービス市場は同期間のCAGRが20.4%で2020年には173億円、パッケージソフトウェア市場は同CAGRが15.3%で59億円になると予測。企業の規模によらず幅広い顧客層で利用されやすいクラウド型サービスの方が、パッケージソフトウェアよりも高い成長率になるとみているという。

 同社ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャーの入谷光浩氏は、以下のようにコメントしている。

 「現在、多くの企業ではデバイスに対する管理を目的としたEMMの利用がほとんどであるが、徐々に企業のモビリティソリューションがモバイルアプリケーションの活用フェーズに移っており、セキュリティや管理に対する要件が高まっている傾向にある。これからのEMMソリューションの選定では、モバイルアプリケーションの管理とセキュリティが最も重要な選定項目になっていくであろう」

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