Microsoftは4カ月あまり前に新たなベンチャー支援事業Microsoft Venturesを立ち上げた。同社によると、米国時間10月4日現在の時点で13社に投資しているという。
Microsoftは、投資ラウンドがシリーズAからシリーズDの段階にある新興企業に投資しているものの、投資額についてはいずれの側からも公表されていない。しかし同社は、Microsoft Venturesの投資先10社を挙げたページを新たに公開した。
紹介されている企業は以下の通り。
- Aqua(2016年9月): コンテナアプリケーションセキュリティベンダー
- Kahoot (2016年9月): ソーシャルラーニングプラットフォームベンダー
- CognitiveScale (2016年8月): マシンインテリジェンスソフトウェアベンダー
- Layer (2016年7月): ウェブとモバイルアプリ向けのMessaging Stack as a Serviceベンダー
- CrowdFlower (2016年6月): データマイニング/クラウドソーシング企業
- Helpshift (2016年6月): モバイル向けのアプリ内カスタマーサポートプラットフォーム
- Outreach (2016年6月): 営業向けエンタープライズコミュニケーションプラットフォーム
- Rescale (2016年6月): シミュレーションソフトウェア/ハイパフォーマンスコンピューティングソリューションのクラウドプラットフォームプロバイダー
- Comfy (2016年6月): スマートビルソフトウェアベンダー
- Team8 (2016年6月): サイバーセキュリティベンダー
Microsoft Venturesはこれらの企業のほかに、未発表の3社に投資しているという。同ページで挙げられている企業のうちの数社については、シアトルで開催された「GeekWire Summit 2016」で4日、初めて公表された。
Microsoftは5月に、クラウドやビッグデータ、アナリティクス、生産性、セキュリティ、機械学習といった市場の新興企業を対象とする、小規模な初期投資グループを立ち上げる計画を発表していた。
この新しいグループは、Developer Evangelismチーム内のグループが使っていた「Microsoft Ventures」という名称を受け継いでいる。このためDeveloper Evangelismチームの旧Microsoft Venturesグループは「Microsoft Accelerator」へと改称されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。