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セールスフォースのベニオフCEOは「Dreamforce」で何を語ったか

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2016-10-11 06:00

 Salesforceの最高経営責任者(CEO)Marc Benioff氏は、米国時間10月5日、同社が主催するカンファレンス「Dreamforce 2016」で基調講演を行った。今回サンフランシスコで開催されたこの巨大なカンファレンスには、17万人以上の参加者が集まった。

 講演ではSalesforceの慈善活動とビジネスのパートナーシップが強調され、著名なアーティストであり慈善活動家のWill.i.am氏から、世界的重電メーカーSchneider ElectricのCEOを務めるJean-Pascal Tricoire氏まで、さまざまな人物が壇上に登場した。この記事では、新製品の情報が事前に発表されてしまっていた中、基調講演で何が語られたのかをまとめてみたい。

アクティビズムや慈善事業は事業の妨げになっていない

 Benioff氏は、慈善をSalesforceのミッションの中心に据えていることや、男女平等やLGBTの人権などの社会的な課題に取り組んでいることで知られている。例えばSalesforceは、議論を呼んでいる米ノースカロライナ州の下院法案などの、反LGBTQ法に反対する立場を表明しているいくつかのシリコンバレー企業の1つだ。

 Dreamforceの基調講演でも慈善事業が前面に押し出され、エイズ撲滅運動組織の「(Red)」との間で結ばれた、「エイズのない世代」を作る活動を推進するパートナーシップが強調された。Bill Gates氏とMelinda Gates氏が、Dreamforce開催中の(Red)に対する寄付に合わせて、その倍額を寄付することに同意したことが発表され、Benioff氏もDreamforceの参加者から集める寄付の目標額である100万ドルに合わせて、同額の100万ドルを寄付することを明らかにした。

 Benioff氏は基調講演の中で、Albert Einstein博士の「誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある」という言葉を引用している。

 またBenioff氏は同時に、Salesforceは成長を続けており、今年の売上は83億ドルを超える見込みだと誇った。同社は2020年までに世界のGDPに対して3890億ドルの影響を与え、約200万人分の職を生み出すと予想されている。

SalesforceのAI重視の発想の源泉は一般消費者向けテクノロジ

 Salesforceの共同設立者であり、最高技術責任者(CTO)を務めるParker Harris氏は、基調講演のステージで、Salesforceは新しい人工知能プラットフォーム「Einstein」によって「世界でもっとも賢いCRM」になると宣言した。Harris氏によれば、同社はEinsteinを構築する際、一般消費者向けテクノロジから発想を得ようと、Amazonでのレコメンデーション機能の使われ方や、「Siri」の自然言語処理などのケースに目を向けたと述べた。

 Harris氏は「わが社がAIを使うのは、ユーザーを賢くし、ユーザーのサービスを支援するためだ」と語った。

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