NHNテコラスは、パブリッククラウドに閉域で接続できるサービス「クラウドゲートウェイソリューション」を10月13日から提供。第1弾としてAmazon Web Services(AWS)の東京リージョンに接続する。
同サービスは、NTT東日本の「クラウドゲートウェイアプリパッケージ」を基盤に採用しており、閉域網には、4K映像などの大容量データを配信可能なフレッツ・キャストを利用する。NTT東日本の「フレッツ光ネクスト」「フレッツ光ライト/フレッツ光ライトプラス」に加入している関東、甲信越、東北、北海道の企業を対象に提供する。既存または新規加入のフレッツ光回線があれば、申し込みから最短10営業日で提供可能だ。
税別の利用料金は月額4万5000円から。「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」の主要なインスタンス10%割引、24時間365日サポート、請求代行費用が無料となる「AWS活用支援・請求代行サービス」なども展開している。
クラウドゲートウェイソリューションの概要(NHNテコラス提供)
同サービスを利用することで、従来と比較して低コストかつ短期間にAWSとの大容量で閉域接続環境を利用できる。Active Directoryなどの認証システムの集約やデータバックアップでの活用、閉域性が求められるIoTデータに加えて、医療用の動画や画像などがセキュアな環境で共有、転送できる。NHNテコラスは今後、同サービスをAWS以外の主要パブリッククラウドにも適用していく予定だ。