Dell EMCは米国時間10月19日、DellとEMCを結びつけ、膨大なエンタープライズ技術ポートフォリオを縫い合わせることを目的とした製品を多数発表した。
9月7日、DellはEMCの買収を完了し、Dell Technologiesを立ち上げた。それから1カ月と少し、Dell EMCは顧客イベント「Dell EMC World」を開き2社統合のメリットを披露した。
まだ統合プロセスは始まったばかりで、2017年会計年度が終わった来年2月頃に大きな変化が起こることが予想されている。それでも同社は迅速に動き、相互運用のための製品をイベントで発表した。
Dell EMCでコア技術のプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントを務めるPeter Smails氏は、新製品は同社が迅速に動き、これまでのEMCとDellハードウェアに共通したユーザー体験を提供できるということを証明するものだと説明した。
長期的には、Dell Technologiesはポートフォリオを結びつける層を提供する必要がある。
テキサス州オースティンで開催したDell EMC Worldで10月19日、Dell EMCは以下を含む多数の製品を発表した。
- Dellのサーバ「PowerEdge」を搭載した最新の「VxRail Appliances」および「VxRack System 1000」
- Dell EMC Elastic Cloud Storage(ECS)オブジェクトストレージプラットフォーム「ECS 3.0」
- 非構造化データ向けに設計されたオールフラッシュ版のNAS「iSilon」
- 中規模企業向けの「SC Series」(旧名称「Compellent」)がEMCと相互運用可能になり、ストレージ顧客向けの共通の管理ツールとデータ保護体験を提供
- 「Dell EMC Data Domain」保護ストレージのソフトウェア定義バージョンとPowerEdge対応の「Data Domain Virtual Edition 3.0」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。