Microsoftが「Office 365 Business Premium」に「Outlook Customer Manager」という新しいサービスを加える。
Outlook Customer Managerは、顧客との関係についてOutlookから管理できるツールだとMicrosoftは説明している。Office 365 Business Premiumプランを利用する顧客は、無料で利用できる。Microsoftが米国時間11月14日に発表した。
Outlook Customer Managerは、ユーザーのインボックスの横にあるタイムラインで、電子メールやミーティング、タスク、取引、期日などの顧客情報を自動で整理するものだ。
Office 365 Business PremiumはSMB向けの上位のプランで、このところ複数の新機能で強化を図っている。
Microsoftは10月、「Business Apps for Office」のサインアップページを一旦公開し、その後取り下げた。「MileIQ」「Bookings」「Invoice」「Spend」「Point」「Presence」といったモバイルファーストのクロスプラットフォームアプリを多数そろえたものとされ、Office 365 Business Premiumプランの一部になると考えられる。
この中には、マイレージ管理のMileIQ、自動スケジュール管理のBookingsなどのすでにOffice 365 Business Premiumの一部になっている、あるいはこれから追加されるものもある。Microsoftは、BookingsがビジネスユーザーのFacebookページに直接統合されることを明らかにしたばかりだ。Microsoftは2015年11月に、MileIQの開発元であるMobile Data Labsを買収している。
Office 365 Business PremiumはSMB向けでは最も包括的なOffice 365サブスクリプションプランで、1ユーザーあたり月額15ドル、年間では1ユーザーあたり月額12.5ドルとなる。1ユーザーあたり最大5台のWindows PCまたはMacにインストールできるOfficeアプリ、「Exchange Online」「Skype for Business Online」「SharePoint Online」「Yammer」が含まれ、クラウドストレージ「OneDrive for Business」1Tバイト分も利用できる。
Outlook Customer Managerは将来、「Office 365」の「E3」や「E5」にも加わる予定という。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。