オービックビジネスコンサルタント(OBC)は11月24日、統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「奉行10」の新たなクラウドモデルとして「奉行10クラウド」と「OBCクラウド」の2種類を2016年11月25日から提供開始すると発表した。
奉行10クラウドは、企業側でパブリッククラウドサービスを選択、環境を用意した上で奉行10を利用するもの。対応するクラウドサービスは、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Cloudn、ニフティクラウド、IBM SoftLayerなど。対応サービスは順次追加の予定。
OBCクラウドはオールインワンモデルで、クラウド環境の構築と運用までを含めたサービス。クラウド環境構築のための人員が確保できない、システム運用の手間を省きたいという企業向けとしている。
利用価格は、利用する製品やサービス、ライセンス数によって変動する。利用契約は年単位。
奉行10クラウドでは、勘定奉行i10が3ライセンスの場合、月額4万円から(年額48万円から)。なお、年間利用料には奉行シリーズのソフトウェア利用料とメンバーシップサービスであるOMSS LLSの料金が含まれる。
OBCクラウドサービスでは、勘定奉行i10が3ライセンスで、初年度は月額11万9584円から(年額143万5000円から)で、次年度以降は月額9万4584円から(年額113万5000円から)。年間利用料にはクラウド環境と環境構築費、運用管理費、奉行シリーズのソフトウェア利用料、OMSS LLSの料金が含まれる。