AWSホールディングスは12月2日、ソフトバンクと日本IBMが共同で提供する「IBM Watson」日本語版のWatsonエコシステムパートナーの契約を締結したと発表した。
エコシステムパートナーは、IBM Watson関連の付加価値サービスを提供するビジネスプログラムで、ソフトバンクが独自に提供している。パートナーには2種類あり、IBM Watsonを活用して企業や消費者へのサービス提供を目的とする「ビジネスパートナー」と、IBM Watsonを活用したアプリケーション開発に関する様々なサポートを目的とする「テクノロジーパートナー」がある。AWSホールディングスは、両プログラムとも契約を締結している。
AWSホールディングスは、メディカル事業を展開する企業で、フィリピンでのオフショア拠点を活用したITソリューション開発事業や、レセプト点検専用ソフトウェアの開発・販売を行っている。同社のレセプト点検専用関連ソリューション「Mightyシリーズ」は、2016年9月末時点で東京大学附属病院をはじめ約12,500の医療機関に導入されている。
同社は、今回の「エコシステムパートナー」の契約締結をきっかけに、ITソリューション開発事業では、医療・金融・ロボティクス・自動車業界を代表するパートナー企業とのアライアンスを通じた案件の拡大を目指す。また、メディカル事業ではレセプトクラウドで入手した医療ビックデータの分析事業を強化していく。