富士通は「FUJITSU Enterprise Application デジタルグローバルコミュニケーションサービス」の提供を12月8日から開始した。ID認証、メール、ポータルサイト、文書管理、ウェブ会議、通話、SNS、ビデオなどのコミュニケーション基盤の企画から設計、導入、運用、利活用促進までをトータルに支援する。
「Office 365」のほかにクラウド認証基盤「AzureActive Directory Premium」、モバイル端末管理(MDM)基盤「VMware AirWatch」、ファイル共有サービス「Box」を活用する。今回のサービスは、導入プロセスの段階ごとにApproach、Made、Managed、Collaborationの4つのサービスに分かれる。
コミュニケーション基盤の概要(富士通提供)
企画のApproachでは、関係者全員でアイディアを出し合い、ビジョンを描き、具体的な施策を導いていくデザインアプローチ手法でのワークスタイル変革のコンセプト立案やコミュニケーション基盤の基本設計を支援する。日本国外の法規制への対応方針の策定などや投資対効果の測定を支援する。
設計、導入のMadeでは、企画段階で策定したコンセプトにあわせてあらかじめ用意されているシステム設計のテンプレートを活用する。高い安定性を持ったコミュニケーション基盤のシステム設計、導入を従来の約2分の1の期間で構築できるという。
運用設計、運用のManagedでは、コミュニケーション基盤の利用者と管理者がマルチクラウド環境の個々のサービスを意識することなく利用、管理できるようにシステム運用代行やヘルプデスクサービスなどを提供する。ヘルプデスクサービスは、日英中の多言語に対応する。
定着化や利活用のCollaborationでは、コミュニケーション基盤導入後の利活用状況を定量的、定性的に評価する。各利用部門の活用度に応じた利活用を促進するために提案、支援する。
税別価格はApproachが690万円から、Madeが630万円から、Managedの運用設計が96万円から、運用が月額105万円から、Collaborationが690万円から。
デジタルグローバルコミュニケーションサービス体系図(富士通提供)