「Edge」ブラウザでは、タブのプレビューバー機能が加わり、ユーザーはページを離れることなく開いているタブ全ての視覚的なプレビューを見ることができるようになった。複数のタブをまとめて置いておく機能も新たに加わった。また、タスクバーアイコンから直接Edgeの新しいウインドウを開くことも可能になった。
Microsoftが以前から述べていた通り、このテストビルドより、ユーザーが明示的に許可しない限り、信頼できない「Flash」コンテンツはデフォルトでブロックされるようになった。Edgeはまた、新しい「Payment Request API」をプレビューとしてサポートしており、ブラウザ内での決済が容易になる。
また、「Start」メニューにあるタイルを他のタイルにドラッグ&ドロップすることでStartタイルをグループ化できるようになった。共有オプションも強化されており、ユーザーが使用中のアプリ内から共有できるオプションが拡張されている。
スクリーンの一部をキャプチャしてクリップボードにコピーしてペーストすることも可能になった。「OneNote 2016」のスクリーンショット機能と同様のもので、「Win」+「Shift」+「S」のキーで実行できる。
デスクトップでの高DPIのサポートも改善されている。一部のデスクトップアプリではデフォルトですぐに改善によるメリットを享受できるが、他のアプリで有効にすることも可能だ。「Universal Windows Platform」に対応したアプリがリサイズをスムーズに行うための改善も図られている。
ネットワーク関連では、ネットワークフライアウトの変更によりVPNアクセスが簡素化された。イーサネットLAN接続では、従量課金接続の設定オプションが新たに加わっている。
さらに、「Windows Ink」関連のオプションも拡大している。また、Cortanaのアプリ専用コマンドを容易に見つけられるような機能の調整も加えられている。このテストビルドより、Cortanaをリスニングモードで起動させるキーボードショートカットが「Win」+「C」に変更されている(このショートカットはデフォルトではオフになっている)。
ビルドインの「Windows Defender」もアップデートされた。一般的なバグ修正に加えて、スキャンの新オプションが加わり、ファミリー向けのオプションも強化された。
Insiderテストビルドでは、ブルースクリーン(BSOD:Blue Screen of Death)がグリーンスクリーン(GSOD:Green Screen of Death)に変更されている。リリース後のWindows 10の各バージョンでは、BSODのままとなる。
Microsoftの1月9日のブログでは、ほかの新機能や変更点、既知の問題についても書かれており、インストール前に一読することをお勧めする。Microsoftは来週、Windows Insiders向けにBuild 15002のインストールメディア(ISO)を提供する予定とのことだ。
Windows 10 Creators Updateは2017年春に公開の予定だ。当初は3月だったが、4月に延期になったとも報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。