ユナイテッド航空、エンタープライズ「iOS」アプリ導入でIBMと提携--顧客サービス改善へ

Stephanie Condon ZDNet Staff 翻訳校正: 編集部

2017-02-03 14:21

 United AirlinesはIBMと提携し、従業員が効率の良い顧客サービスを提供できるよう支援する「iOS」アプリスイートを構築すると発表した。

 UnitedとIBMの提携は、IBMとAppleのグローバルなパートナーシップの一環だ。Unitedはこれまでに5万台以上のAppleデバイスを従業員向けに導入している。アプリはUnitedの中核的なエンタープライズプロセスに統合される。

 これらのアプリにより、Unitedの従業員が「適切な時間に適切な情報を利用して、乗客の重要なニーズに素早く応じることができるようになる」とIBMのトラベル&トランスポーテーション業界担当グローバルマネージングディレクターDee Waddell氏は声明文で述べている。

 AppleとIBMは2014年の提携以来、エンタープライズ向けのアプリ開発を共同で進めている。両社はこれまでに、航空業界向けのエンタープライズiOSアプリの開発で連携してきた。Finnairは2016年11月、複数のiOSアプリを従業員に展開する計画を発表している。

 またIBMは、他の大手航空会社とも提携しており、11月にAmerican Airlinesが、内部アプリケーションの一部をIBM Cloudに移行させると発表した。

 Unitedは「デジタルトランスフォーメーション」を進めているが、バックエンドの技術の質を確保する必要がある。Unitedは1月、ITの問題が原因で全米のフライトを全て一時運航停止した。ITが原因でフライトに影響が出るという問題は、この1年の間に他の航空会社でも発生している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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