——なぜMongoDBを選択したのでしょうか?
パートナーを選択する際に考慮すべき点はいろいろあります。まず、テクノロジ上の適応性があります。われわれが抱えているテクノロジまわりの難題は、MongoDBでとてもうまく取り扱えるのです。こういった難題には、セキュリティの管理可能性やスケーラビリティといった重要な要素や、機能群が含まれています。
もちろん大事な点として、製品選択における商業的な意味合いも含まれていますが、適切なパートナーを見極めるということも同様に重要です。われわれは革新的で新しいものごとに取り組んでいたため、こちらの要求を理解し、共に歩んでくれる適切なパートナーが必要だったのです。
われわれはパートナーとともに旅行業界で素晴らしいことを成し遂げたかったのです。このため単なるサプライヤーという関係は望んでおらず、パートナーを必要としていたわけです。商品を棚から取り出すという話ではなく、パートナー関係を重視し、育て上げていくという話なのです。KAYAK.com(ホテル予約システム)との間で、既にそうした関係が具現化されています。
——次世代データベーステクノロジを一言で説明するのは難しいでしょうか?
確かに難しいですね。データストアという分野全体は急激な進化の真っ只中にあります。このため、われわれはまだ目的地に着いてはいません。適切なユースケースに対して適切なテクノロジが必要であり、数年前の何でもリレーショナルデータベースという状況に比べると大きく様変わりしてきています。今では、今日の難題に立ち向かえるより新たなテクノロジが必要となっているのです。
それらはより優れた配備能力を持ち、より複雑な難題に取り組め、新たなタイプのクエリが使え、さまざまなパフォーマンスレベルを提供するものとなります。というのも、この種のテクノロジは特定分野に特化しており、そういった分野ではとてもうまく機能するためです。
現在のところ、決定打と言えるものはありません。われわれが実現しようとしているものは、1つのテクノロジだけで解決するにはあまりにも複雑なのです。
われわれはこれらテクノロジに対して常に気を配っていますが、重要なのはこのシフトなのです。これらテクノロジに対するより多くのユースケースを目にするようになってきており、それによってエクスペリエンスの向上が図られているのです。