Salesforceは「Health Cloud」に追加される新機能「Lead-to-Patient Conversion」「Risk Stratification」「Advanced Segmentation technology」について、「Healthcare Information and Management Systems Society」(HIMSS)カンファレンスで説明した。
さらに、SalesforceはHealth Cloudに多数のパートナーも追加した。パートナーのアプリはSalesforceの「AppExchange」を通して利用可能になる。パートナーの顔ぶれは、健康アプリメーカーのFitangoからHealthwise、患者の決済手続きの簡素化を目指すSiranoまで多岐にわたる。
SalesforceのHealth Cloudは1年前にローンチされた。今回追加された新機能の特徴は以下の通りだ。
Lead-to-Patient ConversionはSalesforceの「Sales Cloud」「Service Cloud」、電子健康記録などからのリードを統合することで、患者と長期的な関係を構築することを目指す。このツールは、データウェアハウスや患者登録システム、コールセンターからデータのインポートも行う。Health Cloudはこのデータを使って、治療計画を策定し、管理作業を削減する。ここで興味深いのは、Salesforceが同社のほかのクラウドのデータを利用して、点在するヘルスケア関連情報を結びつけていることだ。
Risk StratificationはSalesforceの「Analytics Cloud」を使って患者のリスクスコアを算出し、ヘルスケアプロバイダーがリスクの高いグループに注目できるようにする。
Advanced Segmentationは、ヘルスケアプロバイダーが臨床データと非臨床データを使って患者をフィルタリングし、的を絞った対応を行うことを可能にする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。