Microsoftは米国時間2月21日、同社の「Azure Container Service」(ACS)で「Kubernetes」によるコンテナオーケストレーション機能の一般提供を同日より開始したと発表した。KubernetesはGoogleによって開発されたコンテナオーケストレーションサービスだ。
Microsoftは2016年11月にKubernetesをサポートするACSのパブリックプレビュー版をリリースしていた。
Microsoftはまた、ACSを利用しているユーザー向けに、Kubernetesに対応した「Windows Serverコンテナ」のプレビュー版を同日付けで利用可能にした。
Kubernetesは、アプリケーションコンテナの自動的な配備やスケーリング、運用を実現する、オープンソースのコンテナクラスタマネージャだ。
サービスとしてのクラウドコンテナ(CaaS)であるACSにより、開発者は「Apache Mesos」や「Docker Swarm」、そして今回対応されたKubernetesを用いたアプリケーションのオーケストレーションが可能になる。またACSによって、コードに手を加える必要なしに、Azureへの、そしてAzureからのコンテナワークロードのマイグレーションが可能になるとMicrosoftは述べている。同社は2016年4月にACSの一般提供を開始し、11月にオープンソース化していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。