Microsoftは米国時間2月24日、「Windows 10 Creators Update」の最新テストビルド(PC向けの「Build 15042」とモバイル機器向けの「Build 15043」)を、「Windows Insider」プログラムの「Fast Ring」テスター向けにリリースした。今回のビルドでは、「Windows 10」の次期大型アップデートの正式リリースを間近に控え、数多くのバグが修正されている。
Microsoftは当初、Build 15042はバグにより32ビット(x86)PCでは機能しなかったため、64ビット(x64)PC向けのバージョンのみをリリースしたと伝えていた。しかし、その後24日付けで、このバグが解決したため、Fast Ringのテスターは32ビットPCと64ビットPCの双方で同ビルドを利用できるとアップデートしている。
PC向けのBuild 15042には、「Microsoft Edge」が「Adobe Flash Player」のコンテンツをブロックした際にその旨を明確に表示する新たなプロンプトが含まれている。また、Edge上でEPUB形式の電子書籍を閲覧する際のエクスペリエンスの向上を目的とするアップデートもいくつか含まれている。さらに、過去のいくつかのInsiderビルドで正しく動作していなかったダウンロード進行状況の表示機能が修正されている。
モバイル機器向けのBuild 15043には、設定や「Continuum」機能、「Mail」アプリ、「Calendar」アプリ、Edgeアプリなどに対するバグフィックスが含まれている。
Microsoftの24日付けのブログ投稿には、これらビルドに含まれているバグフィックスや、既知の問題が挙げられている。
Windows 10 Creators Updateは2017年4月にリリースされる見込みだ。また同社が2016年8月に明らかにしたように、2017年にはWindows 10の機能アップグレードがもう1度、秋に実施される予定だ(開発コード名:「Redstone 3」)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。