スーパーマーケットのAI活用、クイーンズ伊勢丹などで実証実験

ZDNet Japan Staff

2017-03-06 16:53

 NECは3月6日、スーパーマーケット向けのソリューションを強化すると発表した。ライフコーポレーションや三越伊勢丹フードサービスとソリューションを活用した実証実験を行う。

 強化するソリューションの内容は、AIを活用した「NEC Marketing Segmentation」と「商品需要予測ソリューション」の2種類。前者では顧客の基本情報や購買履歴をもとに詳細なプロフィールや商品属性を高精度に自動推定し、顧客の趣味や嗜好(しこう)に応じたマーケティングを可能にする。後者では商品販売実績や廃棄数、気象予報、キャンペーン情報などの相関分析をもとに、商品ごとの販売数を高精度に予測できるようにする。

 実証実験は、2月から4月までライフ店舗で「NEC Marketing Segmentation」の活用効果を検証する。一方、三越伊勢丹フードサービスとはクイーンズ伊勢丹の2店舗で「商品需要予測ソリューション」の効果を実証済み。日配品10カテゴリ約70品目を対象とした需要予測により、値下げロスを最大30%削減できる効果を確認したとしている。

 併せてNECは、多店舗事業者向けWeb型本部基幹業務ソフト「DCMSTORE-MD」の新製品も発表。AWSや同社のNEC Cloud IaaSなどで稼働できるようにした。

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