人工知能(AI)はコミュニケーションの過負荷を解消できる可能性があり、人間とAIが協力して社内のビジネス知識にアクセスすることで、顧客体験を向上させられるかもしれない。
エンタープライズソーシャルネットワーキング技術は、企業が知識を保持する能力に影響を与えられるのだろうか。
効果的な知識リポジトリがあれば、労働者の「メタ知識」(誰が何を知っているか、誰が誰を知っているかに関する知識)を大きく増やすことができる。
Management Information Systems Quarterlyに掲載されたPaul M. Leonardi氏の論文によれば、知識労働者が組織内のほかの人たちの間でどんなコミュニケーションが交わされているかを知ることができれば、その知識を持たない労働者よりも構造化された方法で知識を得られるという。
忘れられたファイルの重さに押しつぶされてしまうリスクを避けるには、優れたコラボレーションソリューションと、世界的に増え続ける情報の山へのアクセスが必要だ。
企業はすでに、組織の知識が失われることによる副作用を経験しており、これには金銭的な損失が伴う。
効果的なイントラネットやコラボレーションソリューションがあれば、退職した労働者がシステムに残していった情報の入手は容易になる。
情報を簡単に発見できるデータリポジトリは、企業が組織としての記憶を保ち、現在と未来の従業員を助けることにつながる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。