調査

増設投資が2018年に増加へ--国内データセンター事業者への調査

NO BUDGET 2017年05月15日 07時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IDC Japanは5月9日、国内データセンター(DC)事業者のデータセンター投資予測を発表した。

 これによると、事業者DCの新設および増設投資は2017年に減少した後、2018年には増加に転じる見込みであることが分かった。2018年の事業者DC新設/増設投資額は、前年比61.2%増の1288億円と予測されている。


国内事業者データセンター新設/増設投資額予測、2016年〜2021年

 IDCは、2016年4月にも同様の調査を実施しているが、今回の調査による予測では上方修正している。2016年時点では、建設コストの高騰により、DC投資の手控えが起こると予測していた。しかし、2015年後半から建設コストが緩やかな下降傾向が続いており、これが追い風となって、DC新設/増設については積極投資に転じるDC事業者が増えているという。

 これまで国内事業者DCの新設および増設投資は、拡大と縮小のサイクルを繰り返している。2016年は拡大局面にあり前年比76.7%増の1517億円だった。2017年は縮小期に当たるため、投資額は前年比47.3%減の799億円となる見込み。2018年は、東京や大阪を中心に大規模なDC新設が複数予定されており、新設と増設投資は再び増加に転じると予測される。

 IDCでは、国内の事業者DC建設投資を拡大させる背景に、DCの電力キャパシティの増大があるとしている。クラウドサービスの基盤としての利用や、人工知能(AI)やディープラーニング(深層学習)を利用したサービスを提供するためのDCでは、従来よりも大きな消費電力に耐えうるDC設備が求められているという。

 そのため、電源設備や冷却設備に対する投資は大きくなる傾向にあり、電力キャパシティあたりの収益力で事業者を評価することも重要になっているとした。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算