富士通研、VDIの性能劣化要因の特定時間を10分の1に

NO BUDGET 2017年05月25日 11時32分

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 富士通研究所は5月23日、仮想デスクトップの性能劣化要因を短時間で特定する技術を開発したと発表した。

 同研究所は、ストレージが原因となるボトルネックを分析できる技術を初めて開発したとしている。既に開発済みの仮想ネットワーク分析技術を併せ、「性能劣化分析技術」として仮想デスクトップの性能劣化要因を網羅的に分析できるようにした。



性能劣化分析技術の概要と活用イメージ

 性能劣化分析技術では、サーバ・仮想マシン間ネットワークと、ストレージネットワークの2つのネットワークのパケットを数週間規模で蓄積し、相関分析する。2つのネットワークそれぞれの分析結果を基に、システムに負荷を掛けることなく、システム全体からボトルネックになっている箇所を自動的に分析できる。

 ストレージが原因となるボトルネック分析では、分析に必要となる数週間規模の蓄積データを約5分の1に削減できる。これは、パケットヘッダーを分析し、不要なデータ部分を削除するだけではなく、分析に必要となる一連の動作の特徴のみを抽出することで実現した。

 ストレージのネットワークでは、サーバ・仮想マシン間ネットワークとは異なり短いデータでの通信が多い。このため、Read・Writeの種別、データ長、IDなどストレージ機器の入出力パケット情報すべてを観測する際、データ量が膨大となっていた。

 同研究所が、仮想マシンが300台規模で稼働する環境を使って事前検証を行ったところ、従来専門家が、原因特定に2日程度を要していたのに対し、2時間程度の時間で分析が完了した。また、これまで2、3回程度の繰り返し作業が必要となっていたが、1回で原因を特定することができたという。

 同研究所では、性能劣化分析技術を2018年度中に富士通のサービスとして提供していく予定。

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