海外コメンタリー

「Windows 10 Fall Creators Update」がいよいよ10月リリース--新機能をおさらい - (page 4)

Ed Bott (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-09-06 06:30

 Fall Creators Updateで改善された予想外の機能がもう1つある。ストレージを賢く管理するよう設計された「Storage Sense」も、新たな設計になり、新しい設定項目もいくつか追加された。

 これにより、古くからある「ディスククリーンアップ」を使わなくても、Storage Senseから直接、以前のバージョンのWindowsを削除できるようになった。

 さらに、30日間変更のないダウンロードフォルダのファイルを、自動的に削除するオプションも追加された。これらのオプションは、[設定]>[システム]>[ストレージ]>[空き容量を増やす方法を変更する]で設定できる。

Edgeの段階的な進化

 Windows 10のデフォルトブラウザであるMicrosoft Edgeは、まだ大半のChromeユーザーを乗り換えさせる水準ではないかもしれないが、着実に改善されている。

 今回のアップデートでの最大の変更点は、大きく改善された「お気に入り」の管理インターフェースだろう。今回から、編集モードに切り替えなくてもお気に入りの名前を変更したり、URLを編集したり、フォルダの操作を行ったりすることができるようになっている。

 「Windows 8」にあった、タスクバーにサイトをピン留めする機能も復活している。

 Microsoftは、Edgeにウェブブラウザ以上の機能を持たせようとしているようで、PDFを表示する機能に、PDFファイルに注釈を付ける機能が追加された。さらに、Edgeで電子書籍を読んでいる際に、メモや注釈を追加することもできるようになった。

代替入力手段

 Windows 10デバイスの大きな売りの1つは(Microsoft自身が販売している「Surface」シリーズでも示されているように)、伝統的なキーボードやポインティングデバイス以外の入力方法もサポートされていることだ。

 Windows 10にはすでに、さまざまなプラットフォームで利用できる最高レベルの英文手書き入力ツールが存在するが、今回のアップデートでもペン入力に関していくつかの改良が加えられている。ペン入力デバイスを使っているなら試してみるべきだろう。それに加え、タッチキーボードのデザインも変更され、使いやすくなっている。

 しかし、本当のニュースは、テキストボックスに絵文字を直接入力できるようになったことだ。これはおそらく、今回のアップデートでもっとも重要な機能だろう。


この絵文字選択ポップアップウィンドウは、Windowsキー+セミコロンで表示される。

 もっとも重要というのは冗談だとしても、この機能がWindowsを使うのを楽しくしてくれることは間違いない。Windows+セミコロンで、この図のような画面がポップアップする。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

マイナンバーカードの利用状況を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]