Fall Creators Updateで改善された予想外の機能がもう1つある。ストレージを賢く管理するよう設計された「Storage Sense」も、新たな設計になり、新しい設定項目もいくつか追加された。
これにより、古くからある「ディスククリーンアップ」を使わなくても、Storage Senseから直接、以前のバージョンのWindowsを削除できるようになった。
さらに、30日間変更のないダウンロードフォルダのファイルを、自動的に削除するオプションも追加された。これらのオプションは、[設定]>[システム]>[ストレージ]>[空き容量を増やす方法を変更する]で設定できる。
Edgeの段階的な進化
Windows 10のデフォルトブラウザであるMicrosoft Edgeは、まだ大半のChromeユーザーを乗り換えさせる水準ではないかもしれないが、着実に改善されている。
今回のアップデートでの最大の変更点は、大きく改善された「お気に入り」の管理インターフェースだろう。今回から、編集モードに切り替えなくてもお気に入りの名前を変更したり、URLを編集したり、フォルダの操作を行ったりすることができるようになっている。
「Windows 8」にあった、タスクバーにサイトをピン留めする機能も復活している。
Microsoftは、Edgeにウェブブラウザ以上の機能を持たせようとしているようで、PDFを表示する機能に、PDFファイルに注釈を付ける機能が追加された。さらに、Edgeで電子書籍を読んでいる際に、メモや注釈を追加することもできるようになった。
代替入力手段
Windows 10デバイスの大きな売りの1つは(Microsoft自身が販売している「Surface」シリーズでも示されているように)、伝統的なキーボードやポインティングデバイス以外の入力方法もサポートされていることだ。
Windows 10にはすでに、さまざまなプラットフォームで利用できる最高レベルの英文手書き入力ツールが存在するが、今回のアップデートでもペン入力に関していくつかの改良が加えられている。ペン入力デバイスを使っているなら試してみるべきだろう。それに加え、タッチキーボードのデザインも変更され、使いやすくなっている。
しかし、本当のニュースは、テキストボックスに絵文字を直接入力できるようになったことだ。これはおそらく、今回のアップデートでもっとも重要な機能だろう。
この絵文字選択ポップアップウィンドウは、Windowsキー+セミコロンで表示される。
もっとも重要というのは冗談だとしても、この機能がWindowsを使うのを楽しくしてくれることは間違いない。Windows+セミコロンで、この図のような画面がポップアップする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。