Mac/PC版「Googleドライブ」アプリ、2018年3月に完全終了へ

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2017-09-08 16:33

 Mac/PC版「Googleドライブ」アプリを使ってPCや携帯電話間でファイルを同期しているなら、注意が必要だ。12月中旬までに代わりのツールをインストールしなければならないからだ。

 7月、GoogleはMac/PC版Googleドライブを、同じ機能を持つツール「バックアップと同期」に置き換えると発表していた。そして米国時間9月7日、同社は移行の具体的な計画を明らかにした。12月11日にこれらGoogleドライブアプリのサポートを打ち切り、2018年3月12日には完全にサービスを終了、「バックアップと同期」に移行する。

 新しいアプローチでは、フォルダなどに保存されているファイルをクラウド上で同期する。また、Mac/PC向けの「Googleフォト」アップローダも「バックアップと同期」に移行する。

 今回の措置は、クラウドベースのサービスの重要性が高まっていることを反映したものだと思われる。以前、ファイルは単一のコンピュータ端末に固定されていたが、Googleのバックアップと同期、「Dropbox」、Microsoftの「OneDrive」、Appleの「iCloud」等のサービスの登場により、PCやスマートフォンは、写真の編集、文章の作成、ツイートのシェアを実行する際にたまたま利用しているツールになりつつある。とりわけノートPCを紛失したり、スマートフォンを壊してしまったときは、これらのサービスは大いに役に立つ。

 Googleは生産性ツール「G Suite」を従業員に提供するIT管理者に向けたブログの記事の中で、Google Driveアプリのサービス終了日を発表した。G Suiteを利用しているなら、今後別のGoogleの選択肢が得られるという。 それは「Drive File Stream」だ。このソフトウェアは、ファイルをクラウドのみで保存し、ファイルを利用する際に端末にストリームすることで、ストレージのスペースを解放することができる。G Suiteのユーザーではないなら、気にする必要はない。

 編集部注(9月11日20時25分):Googleドライブのサービス自体が終了するとの誤解を招くおそれのある表現がありましたので、修正しました。お詫び致します。

Googleの「バックアップと同期」
Googleの「バックアップと同期」
提供:Screenshot by Stephen Shankland/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]