Cisco Systemsは米国時間9月18日、会長であるJohn Chambers氏が取締役会を退くと発表した。
Ciscoの元最高経営責任者(CEO)John Chambers氏
Ciscoの前最高経営責任者(CEO)でもあるChambers氏は、24年にわたって同社の取締役会に在籍している。
Ciscoの発表によると、同氏は12月にその任期が満了した際、会長としての再選を目指さないという。その後任には、現CEOのChuck Robbins氏が指名される見込みであり、Chambers氏は名誉会長という職に就くことになる。
Chambers氏はCiscoのCEOを20年にわたって務めた後、2015年に同社の会長に就任していた。同氏はCEO在任中に、Ciscoの製品ラインを刷新し、年間売上高を500億ドル近くにまで引き上げた実績で知られている。また、同氏は1993年からCiscoの取締役会に名を連ねている。
会長退任を機に、Chambers氏は同社の日々の運営から退くことになると見込まれている。
声明のなかでRobbins氏は、「Johnは20年以上にわたって、その類いまれなるマインドと思いやり、カリスマ的なリーダーシップによって、現在のCiscoを形作るために貢献してきてくれた。われわれ一同感謝している」と述べている。
またRobbins氏は「業界に対するJohnの影響力は絶大であり、誠実さとイノベーションという文化に根ざすCiscoを作り上げてくれた。この文化は今後数十年にわたって従業員やパートナー、顧客を支えるものであり続けるだろう」とも述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。