総合エンジニアリングコンサルタント企業のHilson Moranは、Riverbedの「Riverbed SteelFusion」を導入し、ネットワーク効率向上とデータセキュリティ強化を図った。
Hilson Moranは、英国と中東に拠点を置く総合エンジニアリングコンサルタント企業で、さまざまな顧客の資産の計画、設計、管理、運用を主要事業としている。2012年のロンドン五輪のオリンピック村、30セント・メリー・アクス(通称「ガーキン」)、20Fenchurch Street(通称「Walkie Talkie」)の建築サービスの提供や、アブダビ沿岸にある居住者数5万人のコミュニティの基本計画などのプロジェクトに参加している。
同社は、SteelFusionを導入し、各支社にあった従来のコンピューティング、ストレージ、バックアップ用のインフラストラクチャをなくし、メインデータセンターに集約した。現在では、バックアップはすべてロンドン本社を介して行われている。これにより、運用管理の強化、複雑さの緩和、データセキュリティの改善が実現しているという。
具体的な効果として、最大80%のネットワーク効率改善や限られた予算内でデータセキュリティとバックアップの強化が挙げられている。また、支社のサポート改善によるIT部門の負担軽減や新規プロジェクト支援のための時間の確保、コラボレーションとリモート勤務の促進などにも効果が見られたとしている。
SteelFusionは、WANの最適化、アプリケーションデリバリの高速化、使用帯域幅の低減を可能とする製品で、これらの機能を単一のハイパーコンバージドインフラストラクチャソリューションに集約し、ソフトウェア定義エッジを実現する。