大阪教育大学は、スマートデバイスを使ったアクティブラーニング型の授業を始めた。まずは一般講義で運用をスタートし、段階的に適用範囲を拡大していく。授業での採用率を70%以上にすることを目標としている。
アクティブラーニングでは、学生たちが授業に積極的に参加し、仲間とともに考えながら主体的に問題解決していく。大阪教育大学は学生の議論を活発化させ、意見を集約していく対話型の授業を実践。自ら行動できる人材の育成を目指してきた。
こうした中、学生や教員が手軽にアクティブラーニングを始められる支援システムの構築を検討。共創支援&学習支援ツール群「Webコア Innovation Suite」を導入した。
授業での活用イメージ写真とシステムイメージ(出典:富士通)
スマートフォンなどでQRコードを読み取り、表示された画面からコメントを投稿すると、自動で教室内のスクリーンに映し出される仕組みとなっている。教員や学生が意見や回答を返すことで、これまでの受動的な講義スタイルから能動的に参加しやすい授業形態に転換。活発な議論を通して授業内容の理解を深められるとしている。発信された意見や質問を資料にまとめて再利用することも可能という。
テレビ会議システムを使って遠隔拠点からも授業に参加できるようにし、学習機会の確保を図っていく。