富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は4月1日、メールの誤送信を未然に防止する同社製品「SHieldMailChecker」の対応環境に「Microsoft Exchange Server」を追加したと発表した。
SHieldMailCheckerは、メールの宛先間違いや添付ファイルの取り違えなど、メール誤送信による情報漏えいへの対策を行うソフトウェア。クライアントPCにインストールすることにより、メールを社外に送信する前に誤送信を検出し、送信を止めることができるという。誤送信を検出するためのセキュリティポリシーを一括設定できるほか、ホワイトリスト(ユーザーが信頼できると判断したメールアドレスや電話番号などの一覧)に学習機能を持たせることで、過剰な警告を抑制できるという。
従来より、多様なメールクライアントに対応していたが、今回、マイクロソフトの技術協力によって、Office Outlook 2007をクライアントとして使っているExchange Server環境へ適用範囲を拡大した。今後、最新版であるExchange Server 2010ならびにExchange Onlineへも適用範囲を拡大して提供を行っていく意向という。
SHieldMailCheckerの販売価格は従来と変わらず、基本ライセンスパック(100ユーザーまで)が31万5000円(年間保守料4万7250円)。20追加ライセンスパックが6万3000円(同9450円)。一社無制限ライセンスパックが2100万円(同315万円)。また、9月30日まで、基本ライセンスパックが18万9000円(年間保守料3万7800円)、20追加ライセンスパックが3万7800円(同7560円)、一社無制限ライセンスパックが1260万円(同252万円)となるキャンペーンを実施している。
なお、ソフトウェアの使用および保守サポートを含めて月額で利用できる「メール誤送信防止サービス」も用意されている。価格は、ユーザー数にかかわらず月額42万円で、月単位でいつでも契約、解約できる。