マクニカネットワークスは、企業で発生したセキュリティインシデントに対応するサービス「Mpression Incident Handling Service」を開始した。要請は電話で24時間受け付け、初回問い合わせ費用は無償としている。
サイバー攻撃によるマルウェア感染などのセキュリティインシデントは、発生件数が増加しているだけでなく被害がより深刻になってきており、企業のCSIRTチームやCSIRT担当者の手に余るケースも見られるという。こうしたセキュリティインシデントに対応するには高度なセキュリティ知識が必須であり、対応に時間がかかるほど被害が拡大し、最終的に重大なセキュリティ事故となってしまう可能性が高まっていくため、企業が単独で対応することが難しくなっている。
新サービスでは同社および協業するS&Jが、これまでに培ったサイバーセキュリティのナレッジを駆使し、顧客企業がセキュリティインシデントへの対応を迅速に行えるよう支援する。具体的には、24時間電話で問い合わせできるインシデントレスポンス相談窓口を開設し、初回問い合わせ時の暫定的なセキュリティインシデントへの対応方法について無償で応答する。問い合わせ窓口をマクニカネットワークスが、インシデント対応支援をS&Jがそれぞれ担当する。
また、希望する顧客には、その後の具体的な対策の支援やインシデント対応、調査、対策の実施などを、内容に応じて別途費用で引き受けるほか、その後のセキュリティ対策や将来に渡ってセキュリティインシデントが発生しにくい運用監視の仕組みを一貫して提案することも可能としている。