NTT Com、日米フィリピン間に新たな海底ケーブルを建設へ

NO BUDGET 2017年11月02日 06時00分

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 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、アジア・米国間の新しい大容量光海底ケーブル「JUPITER」を建設する。ソフトバンク、Facebook、Amazon、PLDT、PCCW Globalとコンソーシアムを設立して進める計画で、6社は10月27日に建設保守協定を調印した。

 JUPITERは、日本や米国、フィリピンを結ぶ総延長約1万4000kmの大容量光海底ケーブル。日本では「志摩陸揚局」(三重県)と「丸山陸揚局」(千葉県)、フィリピンでは「ダエット陸揚局」、米国ではカリフォルニア州ロサンゼルスに陸揚げする。NTT Comが保有する既存の国際海底ケーブルと組み合わせることで、アジア主要都市とアメリカを結ぶ3ルートの冗長構成が可能となる。


「JUPITER」およびNTT Comの主なケーブル図

 同ケーブルは、日米間の海底ケーブルとしては世界最速となる400Gbpsの光波長多重伝送方式に対応する。これは、1秒間に約6時間分のハイビジョン映像(映画の場合約3本)を転送できる容量となる。また、最新の波長選択機能を搭載したケーブル分岐装置を利用しているため、海底に敷設したケーブルの伝送ルート・伝送容量などを、遠隔から迅速・柔軟に変更することが可能。日本近海で自然災害などの予期せぬケーブル不具合が生じた場合でも、遠隔操作により伝送ルートを変更できる。

 NTT Com は、「丸山陸揚局」に陸揚げしたJUPITERの終端場所として、強固なセキュリティ対策を施した「南房総陸揚局」(千葉県)を新たに建設する。「南房総陸揚局」と「志摩陸揚局」では、利用者が用途に応じた最適な海底ケーブルを選択できるように、他の陸揚局と接続する環境を用意する。


新設する「南房総陸揚局」の概念図

 また、「南房総陸揚局」と都内のデータセンター、「志摩陸揚局」と大阪府内のデータセンターを低損失ファイバで接続する。

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