Cisco Systemsは米国時間12月7日、Cmpute.ioを買収する意向を発表した。この買収によって得たテクノロジで、クラウドソリューションにおけるコストの最適化を顧客にもたらすことが狙いだ。
Ciscoによると、クラウド上のワークロードと消費パターンを分析し、コスト削減策を見つけるCmpute.ioのソフトウェアを統合することで、「顧客がクラウド消費を最適化し、事業価値を最大化するよう支援できるようになる」という。
47Line Technologiesとしても知られるCmpute.ioはデラウェア州で設立され、インドのバンガロールで事業を展開している企業だ。同社は、Amazon Web Services(AWS)をはじめとするクラウドソリューションで利用可能な、アプリの最適化やコスト削減、パフォーマンスの向上、スケジューリングを目的としたSaaSプラットフォームを提供している。
Cmpute.ioによると、同社のソフトウェアを導入することで、企業は80%以上のコスト削減が可能になるという。
Ciscoによると、同社の既存ソリューションにCmpute.ioのテクノロジを取り入れることで、顧客はバランスの取れたクラウド利用を実現し、事業価値を最適化できようになるという。
Ciscoのビジネス開発担当バイスプレジデントであるRob Salvagno氏は「Cmpute.ioのチームとテクノロジは『Cisco CloudCenter』に新たな機能を追加するとともに、顧客に対するコスト最適化機能の提供を加速することになる」と述べている。
買収は、Ciscoの2018年会計年度第2四半期に完了する予定だ。
提供:ZDNet.com